1月2日・3日にあった「第95回 箱根駅伝」。
母校・筑波大学の相馬崇史選手(2年)が、
関東学生連合チームの5区・山上りで出場。
筑波大の選手が12年ぶりに箱根駅伝を走った。
結果は23チーム中、区間13番手の記録。
全体としては平凡ではあるけれど、
関東学生連合の往路の中では最もいい区間順位だった。
相馬選手は、駅伝の強豪・佐久長聖高(長野)出身で、
主将を務めた2016年の全国高校駅伝では、
6区を区間2位、チームを準優勝へと導いた。
そんな逸材が、箱根駅伝で1994年を最後に、
出場できていない筑波大学を選んだ。
その理由は「国立大学が、箱根駅伝の舞台に再び立つために、
私学に挑戦している姿に感銘を受けたから」(インタビューより)。
筑波大学の前身の東京高等師範学校が、
第1回箱根駅伝で優勝した。
今、筑波は「箱根駅伝 復活プロジェクト」と銘打って、
本気で箱根を目指す取り組みを続けている。
今回の個人出場は、筑波にとってプラスに働くと思う。
相馬選手の経験としてもそうだけど、
部員が身近な目標を設定できることは大きい。
「自分が箱根を走ることをイメージできる」
「自分もやれるんじゃないかと思える」
そう信じて練習に取り組むだけで、
日々の意識が変わり、伸び率が変わる。
そう遠くない未来、箱根路を走る筑波見たさに、
2日・3日はテレビに釘付けという、
オヤジな正月を過ごすことになるかもしれない。