2019 J1 第6節 FC東京×清水 開幕6試合未勝利に…をスタジアム観戦

J1第6節、清水はアウェイでFC東京と対戦。
1-2で敗れ、開幕から6戦未勝利となった。

そんな、清水が最下位に転落した試合を、
味スタで観戦しました。


FC東京は開幕から負けなし、清水は開幕から勝ちなしと対照的


暑くも寒くもなく観戦日和


清水ゴール裏はいつも通り、メインスタンドは少なめだった


選手入場


ちなみに選手紹介で一番のブーイングは、サブの太田へのもの


清水は緑スパイクが多め


試合開始


こんなスタメン 清水はヘナトが初スタメン


前半は清水優勢ながら0-0で折り返す


後半早々に先制したものの、2失点して逆転負け


開幕6試合未勝利も、内容は良かっただけに、ゴール裏からは拍手も…


ここからは絶妙なメンタルが必要になりそう

清水の試合内容は、決して悪くなかった。
同点にされるまで、今日は勝てると思った。

75分に同点に追いつかれるまでは、
清水が優勢だった。

特に良かったのが、初スタメンのヘナト。
幾度となくボールを奪い、空中戦でも強さを発揮、
相手の攻撃を封じていた。
連係がさらに良くなれば、かなり大きな戦力になりそう。

前節の途中交代で悔しい思いをしたはずの金子も、
攻守にわたってスプリントや相手への寄せを繰り返し、
清水の起点になり、相手のチャンスを阻止していた。

そうした守備のリズムの良さから、
カウンターで決定的なチャンスシーンを何度も作り、
きっちり決めていれば2点目、3点目を奪えていた。

しかし決めきれずにいると、
何度か許していたFC東京のサイド攻撃で決められ、
さらに中央での寄せの甘さが出て、逆転を許した。

もったいない試合だった。

清水は開幕から6戦勝ちなしとはいえ、
内容は良くなってきてるわけで、
この戦い方を変えちゃいけないと思う。

開幕から勝っていない6戦のうち、
最初の3試合は不慣れな3バックの問題が大きく、
試合内容もかなり悪かった。勝てそうになかった。

その後、4バックに戻してからの3試合は
試合内容が大きく向上し、
徐々に勝てそうな状態にはなってきている。

6試合をひとくくりにすべきじゃなくて、
ここ3試合で、昨シーズンの戦い方に戻したことが、
うまくいきつつあるわけで、さらに形を変えるべきじゃない。

変えるべきは、選手個々のわずかな部分。
相変わらず出てしまう「甘さ」や、
細かいところでの「ミス」。

甘さは2失点目の場面のように、
中央で寄せられず相手をフリーにして、
自由に危険な場所へボールを入れられてしまうところ。

ミスは、ワンタッチ目が大きくなったり、
パスがズレたりすることでの、0コンマ数秒のロス。
これでチャンスが消えたり、ボールを奪われる。

どちらもワンプレーごと集中をして、
失敗を恐れない自信あるプレーをすることで、
どのくらいか改善できるはず。
それが難しいんだろうけど。

そのうえで、長期的に変わらなきゃならないのが、
清水が何年も抱え続けている課題
「臨機応変な戦い方」ができるようになること。

前節でいえば、風が強い中で風上のときに
シュートを積極的に打たなかったこと。
今日でいえば、試合終了直前の場面で、
放り込まずに最終ラインでボールを持ったまま、
試合終了のホイッスルが鳴ってしまったこと。

清水に足りないのは、余裕と厳しさと柔軟性。
だから、追い詰められた気持ちになったら、終わる。

ちなみに今日の試合で途中出場した
復帰2試合目のドウグラスは、まだまだ本調子からは程遠い。
ルヴァンでコンディションを上げてほしい。

そしてFC東京の久保建英。

スゴい選手になってきた。
元からのテクニックや身のこなしに強さが備わり、
守備にも労を惜しまない、闘える選手に変貌。

そんな選手が出てる試合に、観客数は2万2千人ちょっと。
久保のプレーを見に来ないなんて、もったいない。

日本で久保を見られるのは、今年限りだろうな。


2016年11月、J3デビュー戦の久保建英・15歳 そりゃプレーも変わる

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