2019 J1 第23節 清水0-8札幌

J1第23節、清水はホームで
札幌と対戦し、衝撃の0-8で敗れた。

清水は序盤から動きが重く、
相手の速さに対応できずチャンスを作られ、
清水にもチャンスがあったとはいえ、前半で2失点。

後半の3失点目のあとは攻撃に傾いたところを、
逆襲を食らい続けて、クラブワーストの8失点。

ヤフートップに出るレベルの歴史的大敗だった。


ソフトバンク千賀に親近感!

なんというか初体験の感情。

4失点や5失点までは悔しくてたまらないけれど、
6失点以降はなんとも思わなくなるという。

スタジアムにいたら怒りや恥ずかしさが
あったのかもしれないけれど、
画面の前だと、完全に他人の気持ちになっていた。

1点でも返してほしいという気持ちも、
もう失点しないでほしいという気持ちも、
完全に萎えるというか、むしろ楽しくなってくる。
歴史的試合を体験した喜びさえ覚え始める。

トラウマにならないよう、ショックを受けないための
オート防衛本能かもしれない。

清水の悪い部分が、全面に出た試合だった。

今日始まったわけじゃない、
「ボールを持たされて攻撃に出ると弱い」という短所。

動きの重さもあって序盤に先制されたことで、
ボールを持って攻撃に出ざるを得なくなり、
素早いプレスと外へ素早く展開する札幌のシステムにハメられた。
苦手な相手に、苦手なことをさせられて、やられた。

これまで待ち構えてボールを奪い、カウンターでドウグラス…
そうして勝ち点を積んできた清水は、
攻撃させられたら、攻守ともにうまくいかない。

前節同様に1つ1つのプレーが不正確で、
攻撃は停滞し、プレスにハマり、攻撃を受け続けた。

特に体が重い感じがした今日だと、
ボールを奪われたときについていけず、
あっさりとゴール前まで運ばれるシーンが多かった。

札幌のゴールがどれも綺麗だったのは、
札幌の選手が自信を持ってプレーできていた一方で、
清水のディフェンスが寄せきれていない、
相手をフリーにさせてしまっていたのが大きな原因。

例えば天皇杯フル出場から中2日のヘナトは、
失点シーンで相手選手について戻ることができず、
相手をフリーにしてしまい、やられてしまった。

ボールがどう動くか予測できず、
どこかボーッとボールを眺めていて後手を踏む、
そんな選手たちの様子も多々あった。

…と、0-8だからそりゃもう、
悪い要素しかなかった今日の試合。

ポジティブな面があるとすれば、
この前の2試合を1-0で連勝している分、
自信を完全に失うことなく、次に進めそうなこと。

そして「しっかり守ってカウンター」で戦うことが、
今は勝ち点を積み重ねる唯一の術だと再確認できたこと。

これまでも書いているように、
勝てる相手に勝てばいいというのが今の清水。

札幌に負けたのは、相性的にもしょうがない。
大量失点は誤算だけども勝ち点0は変わらない。
こんなにも得失点差が開けばもう、
何失点したって変わらない、と開き直るしかない。

まあ、次の川崎もその次の鹿島も、
相性的には勝てる相手じゃないわけだけど…
それでもしっかり守れば、偶然でも勝ち点は手に入る。

で、戦い方的に相性のいい横浜や、
個の能力で上回れるような松本のような相手から、
きっちりと狙って勝ち点を稼ぐこと。

それが今の生き残る道なんじゃないかと思う。

※ちなみに去年はこれ。アイスタ劇場。

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