2019 J1 第33節 オロオロあたふた

J1第33節、清水はアウェイで
セレッソ大阪と対戦し、1-2で敗れた。

清水は前半、それなりに戦えていて、
コーナーキックから先制点を奪ったものの、
後半は試合を支配されて2失点。

リードされてからは
守備の固い相手を崩すことはできず、
いつもながら攻守ともに冴えず逆転負け。

J2とプレーオフを戦う16位にいる湘南が勝利し、
最終節を残して、勝ち点差1まで詰められてしまった。

チームのパフォーマンスは、ずっと悪い。

攻撃ではオロオロ、守備ではアタフタして、
プレーに意図が感じられない。

細かなミスやパスのズレがあって、
ボールを奪っても前に運ぶのが遅れ、
プレスを受ければ後ろへ下げるか、
パスコースを限定されてパスカットされる。
チャンスシーンがあっても決め切れない。

前節の大分戦は、
大分対策として前線からのプレスがハマり、
その積極性があらゆるプレーの積極性を高め、
全体的なパフォーマンスも上がっていた。

でも、今日のようにいつもの戦い方をするとまた、
全体的に消極的なプレーになってしまう。

ただ、今シーズンはもう諦めていた。
勝てる試合に勝てればいいと。

なぜならシーズン中盤までは、ここまで酷くなかったから。

第25節のあと、残り9節となったときに、
僕は「勝てる相手に勝てば十分残留できる」と思っていた。

内容的には悪い試合が多かったものの、
ドウグラス頼みでも、相性のいい相手や、
ミスの多い相手には勝てることが多く、
残りの相手を見たとき、残留は難しくないと思っていた。

ところが、名古屋・湘南に連勝したあとは、
1分5敗で勝ち点を伸ばせなかった。

浦和戦あたりから内容がどうにもならなくなった。
ドウグラス頼みすらできなくなっていた。
以前なら勝てそうだった相手にも負けるようになっていた。

ヘナトをはじめ、後ろの選手にケガ人が増えた。
磐田戦では開始早々に退場者を出してしまった。

不安は頭の余裕をなくし、プレーの判断を遅れさせ、
攻撃を受け続ける試合が増えた。
あらゆる精度が落ちた。

さらに試合中の修正ができず、
試合前のプランが崩れると、何もできない試合が増えた。

下手になったんじゃなく、頭がクリアになっていない。

最終節の鳥栖戦は、16位湘南の結果次第で、
清水が引き分け以下だと、
J1プレーオフ行きの可能性がある。

ピッチ内で意識統一をすること。
ピッチ内で声を掛け合うこと。

最終節、大事なのはそういう基本だと思う。

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