テレビ番組は、言葉ひとつに厳しい。
例えば…
●「ご冥福をお祈りします」は使わず、
「お悔やみ申し上げます」と言った方がいい。
仏教の言葉なので、キリスト教の人など
あらゆる宗教の人が見ているテレビで使うのはあんま良くない。
それに、仏教の中でも宗派によっては、
ご冥福を~は使わない。
●「新年あけましておめでとうございます」と言わず
「あけましておめでとうございます」と言う。
「新年」と「あけまして」の意味が重なっているので、
なるべくなら「新年」を省いた方がいい。
準備段階では、こんな修正が。
けどまあ、出演者はそうしゃべっちゃうし、
訂正する担当の人がスルーすることもあるし、
言葉は時代によって変わるし、
そこまで神経質にならなくてもいいとは思う。
ただ、作っておいたベースになるものは、
正しくするという意識は大事。
教科書は無個性でいい。