得体の知れないものを怖がる怖さ

和歌山県湯浅町では、
新型コロナの感染が確認された病院があるというだけで、
町内の人気飲食店から行列が消え、
問屋では多くの得意先から購入を断られたという。

フランスでは在住のアジア系の住民へ、
「家にこもってろ」などの暴言が浴びせられたという。

異常なまでの不安や配慮が、
新型コロナ以上に、人々を苦しめている。

風邪は、風邪の症状が出たときに、
とりあえず診断される病名でしかない。

風邪の原因になるウイルスは200種類以上あって、
「インフルエンザ」とか「手足口病」というような
特定ができなかったら「風邪」と言われることが多い。

だから新型コロナウイルスの検査をしない限り、
症状が風邪っぽければ、風邪になる。

日常に不安や不満を抱いていると、
大きな不安が襲ってきたとき、爆発しやすい。

正義を振り回すことで、
罪のない人が、血を流すことがある。

山の噴火に「山の神様がお怒りになった!」
「神様の怒りを鎮めるために生贄だ!」
と畏れていた時代と、これじゃ変わらない。

地球を滅ぼすためのウイルスが
撒き散らされたわけじゃない。

これまで災害や病気発生のたびに
何度も繰り返されてきた、
過剰反応の危うさを、頭に入れて怖がりたい。

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