J1第4節、清水はホームで
G大阪と対戦し、1-2で敗れた。
今節から最大5000人の観客を入れられるようになり、
声を出しての応援や鳴り物などがなかったものの、
というか、だからこそ、
いいプレーには拍手が湧き上がる、
とてもいい雰囲気の中で試合は進んだ。
清水の試合内容もいい雰囲気で、
全体的にボールの流れが良かったものの、
決めきれない&守備に一瞬のスキが生まれ、
一度は同点に追いついたものの敗戦。
開幕4連敗を喫した。
内容は、再開後の2試合より良かった。
ディフェンスラインで詰まることは少なく、
ボランチの中村慶太がボールの流れを良くし、
チャンスシーンもそれなりに作れていた。
決定的な場面を決めきれていれば、
勝つこともできたんじゃないかと思えるくらい、
内容で上回ることができていた。
ただ、ここ2試合と今日の試合で、
清水が進歩したとか、何か変えたわけじゃなく、
相手の戦い方の違いだったと思う。
名古屋とセレッソは、
前線から強くプレッシャーをかけてくる、
いわゆる「ハメてくる」相手で、
清水の最終ラインはパスの出しどころに困り、
あたふたして何度も相手ボールにしていた。
今日のガンバは、
前線の選手がプレッシャーをかけてきても、
ハメにくる回数はそれほど多くなく、
清水にはパスの出しどころがあって、
スムーズにボールが流れていた。
だから、再開後の3試合すべてが、
今の清水を表している試合だったわけで、
少し余裕を持つことができればいい試合ができ、
前線から連動してプレッシャーをかけられると、
まだかいくぐることができない。
これからは、今日のように、
内容的にうまくいっていた試合で、
自身を持ってしっかりと決めきれるか、
一瞬も緩まずに守ることができるか。
前節までの2試合のように、
前線から連動して寄せてきた相手に対して、
最終ラインからパスをつなげるようになり、
チャンスシーンにもっていけるか。
前節のときも書いたけど、
機能する試合、機能しない試合は
これからもあるはずだから、
試合ごとに一喜一憂しながら、
成長を楽しんでいけたらと思う。
今のところは相手次第。