J1第6節、清水はアウェイで
鳥栖と対戦し、1-1で引き分けた。
前節までで勝ち点が0の清水と、
得点が0の鳥栖という「逆ほこたて対決」は、
引き分けで清水が勝ち点を積み上げ、
鳥栖が得点1を記録するという、最も平和な結末に。
前線からプレスをかけるという常套手段の鳥栖に、
清水はやっぱり最終ラインからの組み立てがうまくいかず、
攻撃に移れても今度は中途半端に終わり、
サイドにあるスペースを突かれる展開。
鳥栖の矛が鋭くなかったことで引き分けたけど、
負けておかしくない内容だった。
清水は、前線からプレスをかけられたとき、
かいくぐる実戦での感覚というか、
たぶん頭では分かっている逃れ方が実際にできていない。
山でヒグマに出会ってしまったら、
走って逃げずに、話しかけて人間だと分からせた方がいいとか、
対処法を知っていても、冷静にいられず、
早く立ち去ろうとしてやられちゃうような…
どう動けばフリーの選手を作れるのか、
どう運べば前へボールを動かせるのか、
今はまだ、その感覚を養っているんだと思う。
降格のないシーズンという奇跡で、
我慢して見てられるけど、
そろそろ前へ運べる確率が上がらないと、
つまらない試合だらけになってしまう。
ダイエットを始めて、最初は一気にやせて、
しばらくして停滞期が来ているような感じ。
ここで辛抱して続けることが、大事だと思う。