2020 J1 第25節 練習の改善がもたらしたっぽいもの

J1第25節、清水はアウェイで
柏と対戦し、0-0で引き分けた。

中2週間近い清水に対し、柏は中2日で、
コンディション差があったことを差し引いても、
清水のサッカーは久しぶりに悪くなかった。

前線の裏を狙ったり、パスコースを限定できていたり、
キーパーが高めにポジションをとってパス回しに参加するなど、
2週間で少しだけど修正ができていた。

お互いに決定的な場面を外したことで、
スコアレスドローという結果に終わった試合は、
前を向ける内容だったと思う。

悪くはない、という程度の内容だったけれど、
今はそれだけでも、十分大事なこと。

相手とのコンディション差があれば、
以前はかなりボールを保持できる試合もあったから、
まだ全然物足りないわけだけど、
それでもどん底状態よりは、マシになった。

試合前日に金子が言っていたのは、
清水がずーっと悪いとされる「練習でのぬるさ」や
「コミュニケーション不足」の問題を、
この2週間で改善しようとしてきたこと。

紅白戦で削り合うくらいに選手同士が争い、
強化部含めてクラブ全体と本心をぶつけ合う。

すごく今さらな話だし、
なんでずっとできていないのかと思うけど…
戦えるチームになっていたのを見ると、
大きな意味があったように思う。

ただ、こういうバチバチにやり合うよう改善した話は、
たまに聞くような気がして、でもいつの間にか
また元のぬるい練習や日常に戻ってるような気がするから…
これを継続させていくことが重要で。

試合でもコミュニケーションをとっていけば、
自信や余裕を持ってプレーできるはずだから、
今よりミスが減るし、プレーも合っていくはず。

今シーズンは残り9試合しかないけど、
成長の軌道に戻して、来シーズン残留争いをせず、
ひとつでも上を目指すためのきっかけを、掴んでほしい。

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