ahamoという見せ方

NTTドコモがahamoという
「新料金プラン」なるものを打ち出した。

月額2980円(※税別)で、月20GBの通信ができ、
1回5分以内の国内通話が無料。
何かと組み合わせれば安くなるみたいな、
ごちゃついたものがなく、シンプルに安い魅力的な料金設定。

来年3月にサービスをスタートさせる予定で、
5月にはMNP不要で移行できるようになるという。

で、ん?と思った人は多い。

ドコモショップで扱うことがなくネットで手続き、
料金プランなのに契約年数がリセット、
さらに当初はドコモからアハモへ、携帯キャリアを変えるのと
ほぼ同じようにMNP転出手続きをするという。

これはもはや、サブブランド。

auのサブブランド「UQモバイル」や、
ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」を、
ドコモ内の“料金プラン”として発表したような印象。

でもこれで、政府が携帯キャリアに言っていた
「メインブランドで値下げしてよ」は、
アハモだとOKらしく、これで値下げ論争は終わりそう。

きっと今後KDDIが「UQモバイルプラン」に、
ソフトバンクが「ワイモバイルプラン」に名前を変えて、
アハモに近い料金プランが出て、MNPが撤廃されそう。

「大手携帯キャリア3社が、
サブブランド的な料金プランへの移行を簡単にする」
という形で収束するのかもしれない。

そもそもサブブランドが安いだけで良かったんだから、
携帯料金が高いって言ってる人は、
安いブランドへ移るか、
今の携帯キャリアで安いプランを選べばいいだけだった。

携帯の業界全体の料金が高いなら問題だけど、
そうじゃないんだから、
高いって文句を言ってる人は、安いのを選べばいい。

高いマンションに住んでて家賃が払えなくなったら、
引越しが面倒だからって「家賃を4割下げろ」とか言わず、
もっと安いところへ引っ越すわけで。

でも携帯の場合、家賃を払えないことほど切迫してないから、
引越す面倒臭さや今の慣れた環境を手放したくない気持ち、
引越し先の不安などが、安くしたい気持ちに勝っちゃう。

今回のアハモの場合、サブブランドっぽくても、
そういう面倒や不安を減らすことができたなら、十分だと思う。

政府としては「俺らが言ったから安くなったぞ!」と
国民に示せて満足なのかもしれない。

「サブブランドと契約する」に近いことを、
「料金プランを変える」と表現して印象を変える。

企画や商品の「見せ方」っていうのは大事だと思った。

まあ、そんな小手先のやり方が通用したのは、
政府とドコモの利害関係が一致したからだろうけど。

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