ルヴァン杯グループステージ第6節、
清水はアウェイで横浜FMと対戦し、1-5で大敗した。
前半2分に先制するまでと、
後半に一瞬チャンスが生まれたとき以外、
ほぼすべての時間帯で横浜FMペース。
清水はボールを奪うことも、持つこともできず、
ただただ攻撃を受け続け、妥当な5失点。
ただし他会場の結果によって、
清水はルヴァン杯9シーズンぶりの
グループステージ突破が決定した。
リーグ戦の名古屋戦と同じように、
清水はどうすることもできなかった。
もちろん横浜FMの完成度が高かったのはある。
ただ、清水の選手たちはバラバラすぎて、
守ることしかできないようだった。
前線からボールを追う、後ろがついて来ず、
簡単に回されてスカスカの中盤を持ち上がられる。
最終ラインでボールを奪う、前の選手が動いてなくて、
ボールの出しどころに困り追い詰められ、
結局大きく蹴り出して相手ボールになる。
ダイレクトでボールを動かしたり、
1つ遠くの選手にボールをつけるような、
スピードを上げたり、リズムを変えるプレーが少ない。
ボールは選手の足元を経由するか、
頭の上を行き来するだけだから、
相手にとってはイージーモード。
そういうプレーしかできないのは、
技術不足じゃなくて、積極性の不足。
あらゆるプレーが消極的で、
「ボールを奪われるんじゃないか」
「ミスしないように…」の頭になっているように見える。
単に相手が強かったというだけじゃないと思う。
ロティーナ監督の戦術は少しずつ浸透していて、
少し前は、相手の調子やレベルもあるけれど、
清水がかなりボールを持てるようになっていたはず。
元々の引いた守備だけではなく、
前線から連動したプレスもできていたことで、
高い位置でボールを奪う場面も増えていたはず。
できるんだから、もう一度自信を持つこと。
ルヴァン杯は、前節までに勝ち点を積み上げたことで、
グループステージ突破を決めたわけで、
もっと自信を持っていいはず。
もちろん相手にもよるけれど、
逃げ腰にも及び腰にもならず、
本腰入れてきた新たな戦い方を信じて、
チーム全体が連動した戦いをできればと思う。
例えば声と感情をもっと出して、前向きなメンタルで。