J1第22節、清水はアウェイで
徳島と対戦し、2-2で引き分けた。
2度リードを奪ったものの、
終始徳島にボールを持たれて、
2本のミドルを決められ引き分けに持ち込まれた。
とはいえ残留を争う下位グループ4連戦を終え、
2勝2分けという最低限の結果を残し、
降格ラインよりは少し上に位置することはできた。
衝撃のスタッツだった。
DAZNの試合終了後に出ていたスタッツによると、
ボール支配率は徳島77%、清水23%。
パス数は徳島933(成功率90%)、清水164(64%)。
スタッツで勝負しているわけじゃないけれど、
これだけ持たれて、押し込まれて、前に運べなければ、
どこかで集中力が切れたり、事故が起きたりして失点してしまう。
引きすぎて、ボールを持っても運べない。
フォローが遅いから、ボールを持っても孤立してしまい、
相手がワーッと寄ってきて、簡単に奪われてしまう。
エウシーニョや中村慶太のような持てる選手がいないと、
中盤で預けられず、ディフェンスラインから縦へ蹴り出すだけ。
すぐに相手ボールになってしまう。
しっかりした守備は大事なんだけど、
さすがに守ってるだけでは、勝ち点は積み上がらない。
一方で、シュート数は徳島11(枠内8)に対し、
清水13(枠内7)という、互角のスタッツ。
たまに相手ゴールに迫る決定的な場面もあったから、
チャンスで決めきれなかったことも、
引き分けてしまった原因のひとつ。
決めきれなかったことも合わせて、
よく引き分けで終わったという展開だった。
相手によっては大差をつけられた試合だったと思う。
めちゃめちゃ好意的に受け取れば、
最近ゴールが遠い徳島が相手だったからこそ、
この戦術だったのかもしれないけど。
選手たちの判断なのか、前線からプレスをかけようとしても、
チームとしてハメる練習をしてないからか、
中途半端な人数でプレスして、かいくぐられてしまっていた。
守備的な受け身の戦い方をすることで、
気持ちの面でも受け身になり、
ただ攻撃を受け続けてしまった感もある。
ボールを持つチームを相手にしたとき、
前からいかず、ボールを持たせようという戦術をとりがちで、
確かに毎回よく耐えられてはいるんだけども。
終盤の失点が多く、取りこぼした勝ち点は多い。
どうやってボールを前へ運ぶのか?
その練習をしているというけれど、ここが改善されないと、
偶然の勝ち点を拾っていく戦いは続いてしまいそう。
次の川崎戦のあと、3週間の中断期間のうちに
なんとかしないと…そろそろ。