DAZNドキュメンタリーの権田選手のインタビューで

DAZNのJリーグドキュメンタリーで、
権田が今シーズン、清水で戦った印象について語っていた。

「喜ぶ・楽しいは出す。でも悲しい・怒るところは
 結構隠してる選手が多いんじゃないか」
「みんないい子」
「本音で話すことは少ない」
「人に指示されたとき100%できる人が多い」
「いざ自分で何かとなったときに案外できない人が多い気がする」

これまでも様々な選手のインタビューや記事で、
出ていた話だけども、クラブの問題が分かりやすく表現されていた。

監督が何度変わっても結果が出ない理由。
シーズン中も試合中も、うまくいかなくなると、
ハマってしまってドツボにハマってしまう理由。

向上心や、闘争心や、団結力を持ち合わせていても、
人の良さやわずかな遠慮が、マイナスに働いたりする。

今シーズン、レンタル移籍だった権田が、
来シーズンは完全移籍で、清水で戦うことが発表された。
これは相当大きい。

急性の病じゃなく、慢性的な病だから、
本来は監督交代という手術じゃなくて、
選手の意識を高めるという薬で、
じわじわと効かせていくのが大事だと思う。

ドキュメンタリーでは、
第25節、残留争いのライバル・湘南戦の試合後、
ロッカールームで話す選手たちの様子が映し出されていた。

シュートへの寄せが遅れ、スキの多い守備の中、
権田の好セーブなどで何とか引き分けに持ち込んだ試合後、
ロッカールームでディフェンスの選手は権田に、
「権ちゃん、スーパーだった」と声をかけた。

それが、清水が持つ雰囲気なんだと思う。
権田はホワイトボードをぶっ叩いて憤った。

シーズン終了時は、平岡監督の積極的な声出しで、
選手たちが議論しやすくなるかもと思ったけど、
もっと根本的な、選手たちのサッカーとの向き合い方が、
権田の「促す」キャプテンシーによって変化してほしいと思う。

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