中国・北京で買ったお菓子。
緑豆糕
緑豆糕の「糕」(こう)っていうのは、
穀物の粉などを蒸して固めたお菓子のことらしい。
「金楚糕」(ちんすこう)的な。
黒いのはカビっぽい。
賞味期限はギリギリ切れてなかったけど。
匂いをかぐと、臭い。
もとからのにおいなのか、
臭くなったのか分からないけれど、
締め切ったタンスのような、
腐った木のような、そんな臭さがある。
ホントに腐ってるからかもしれないけど。
カビだとしたら、カビ部分だけじゃなく、
全体的に食べちゃいけないわけだけど、
どんな味か知りたかったので、無理に食べた。
仏壇の味というか、線香の味がした。
線香を食べたことないけれど、そんなイメージ。
緑の豆っぽい味も、しなくはない。
グリーンピースみたいな味というか。
(日本で緑豆(りょくとう)は、
もやしの種として使われることがほとんどらしい)
ただそれよりも、線香。土方面の味。
口に入れると、固めた粉が崩れて唾液に溶ける。
その味がなんとも不気味で、味気なくもある。
今回食べたのが、本来の味かは分からない。
さっさと食べておけば良かったと思いつつ、
中国の賞味期限の信用ならなさを感じるお菓子だった。
※製造日は2015年4月9日。
賞味期限が4か月で、食べたのは8月4日。
夏だし、ギリギリだったし…。