2016 天皇杯4回戦 いざ負けると悔しいけれど

天皇杯4回戦、J2清水は吹田スタジアムで
J1ガンバ大阪と対戦し、
延長戦の末、0-1で敗れた。

リーグ戦から中2日ということで、
先発11人全員入れ替えて臨んだ清水は、
ほぼベストメンバーのガンバに善戦。

長沢の恩返しゴールで敗れたものの、
その内容と戦う姿勢は素晴らしかった。

J1昇格が一番大事だから、
この天皇杯は負けてもしょうがないと思っていた。

サブメンバーにとって、
残り少ない試合へ向けて、
そして日々の練習をする中で、
モチベーションの上がる試合になれば、
それで十分だと思っていた。

でも、目の前に勝利がチラついたから、
負けたことが悔しいし、惜しかった。

ポケモンGOをやっていて、
ラプラスは手に入らないものだと思って、
特に気に留めてなかったのが、
ラプラスが出現して逃げられたら、
途端に悔しく思うわけで。

清水は、どれだけ恩返しされるんだと。

どれだけの選手に恩を売って、
出て行った選手はどれだけ律儀なんだと。

とはいえ、試合に出られていない選手たちは、
ただでさえ試合の体力が落ちている中、
120分を戦って、走りまくっていた。

例えば延長戦で足がつってしまって、
相手の選手を追えなかった二見が、
その後のプレーで、全速力で相手に迫り、
気迫のスライディングをした場面はグッときた。

ガンバとの差はあったけれど、
素早い寄せでだいぶ相手を苦しめ、
縦パスを何度もカットして、
あわや得点という場面を何度も作った。

J2の控え組が、J1のほぼ主力組と戦って、
善戦していたからという構図が、
がんばった感を増幅させてはいるけれど、
単純に戦えているのが素晴らしかった。

気持ちが見える戦い。
見る人を熱くする戦い。

で、それはつまり、
気持ちが見える戦いができるほど、
チームとしての完成度が上がっている証拠。

選手たちはどんな試合でも
気持ちを込めて戦っているわけで、
去年の不甲斐ない試合でも、
気持ちは入っていたはず。

なのに戦えていなかったように見えたのは、
例えば積極的にプレスをしても、
チームとしてバラバラで簡単にかわされるから、
プレーに戸惑いが生まれて、
走りが中途半端になって、気持ちが見えなくなる。

今は完全に、気持ちがそのまま
ピッチで見える戦いになっている。

それが控え組でもできているわけで、
チームとして大きな成長を感じた。

J1自動昇格を目指すチームにとって、
チーム全体が1年前と変わったことを感じる、
とても意味のある試合だったと思う。

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