2017 J1 第9節 刺激を入れるタイミング

J1第9節、清水はホームで
仙台と対戦し、0-3で敗れた。

後半、PKを皮切りに、
気の抜けたようなミスからさらに2失点。

目も当てられないような敗戦で、
じわじわと順位を下げている。

今シーズン、ここまでのワーストゲーム、
見ていて気持ちが萎える試合だった。

プレーの精度が低かったとか、
決定的な場面を作れなかったとか、
味方と合わなかったとか、
そういうレベルじゃない。

気持ちが緩んでいたかのような、
緩慢なディフェンスで失点を重ねた。

清水ゴール前をゆっくりボールが横切り、
そこに人がいるのにクリアできず、
詰めた選手に押し込まれて失点。

くだらない試合だった。

水曜のルヴァン杯をターンオーバーして、
今回のスタメンは、休養十分で試合に臨んだ。

体が動かないわけがない。
相手がそこまで強かったわけでもない。
そして去年から同じ戦術で戦っているわけで、
戦い方に戸惑っているはずもない。

ルヴァン杯とのターンオーバーで、
スタメンが安泰という1週間を過ごすことで、
気持ちが緩んでいなかったか。

柏に勝ち、川崎に引き分けたことで、
J1でもやれるという自信が、
過信になってはいなかったか。
仙台相手なら勝てるとか思わなかったか。

必死で守って、一瞬のスキを狙って、
ようやく勝ったり引き分けたはずで、
同じ気持ちで戦わずに勝てるはずがない。

選手たちは一生懸命やってたんだろうけど、
ネジの緩みは本人も気づかない。

スタメンをいじるべきだと思う。

ゴール前で気を抜くような選手は、
一度外した方がいい。

竹内がケガから戻ってきて、
竹内が入るなら六平をサイドでも使える。
村田やデュークのコンディションは上々で、
フレイレやチアゴ・アウベスも、
早めに一度、スタメンで使う価値がある。
二見を本職の左サイドバックでやらせてもいい。

一時期のケガで選手がいない状況から、
使える選手が増えている今、
消去法でスタメンを決める状況じゃない。

しかも、ルヴァン杯は次節休みで、
中4日で金曜にリーグ戦。
その次のルヴァン杯も中4日で水曜と、
スケジュールは他のクラブより緩い。

ここがスタメンをいじる、
ちょうどいいタイミングだと思う。

プレスをかけられると弱いとか、
ラストパスの精度が低いとかいう、
慢性化している弱みが露呈したのもあるけど、
今日敗れた大きな原因は、緩さだったと思う。

足りないのは能力でも連携でもなく、
刺激なんじゃないだろうか。

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