2018 J1 第5節 決定力と修正力の欠如

J1第5節、清水はホームで
横浜と戦い、0-1で敗れた。

超ハイライン戦術でパスをつなぐ横浜に対し、
たびたび裏へ抜けるチャンスがあったものの、
決めきれずに得点できず。

逆にカウンターから失点し、
その1点が最後まで返せず敗戦。
2週間の中断明け、15連戦の最初の試合は黒星となった。

「決めきれなかった」のが敗れた最大の理由だと思う。

これまでフィニッシュの精度が良くて、
勝ち点を積み上げてきたチームが、
決定的な場面で決められなければ負ける。

素晴らしいカウンターもあったけれど、
イージーなゴール前のチャンスで決まらない、
そんな場面もあって、フラストレーションの溜まる試合。

そして敗れた理由がもうひとつ、
なんとなく得点できそうな気がしたこと。

横浜はハイラインでスキが多く、
裏を突けば簡単にチャンスシーンができていた。
ミスを突いて決定的な場面もあった。

そんなスキやミスを突き続ければ、
どこかでゴールが生まれるだろうという、
どこか緩い空気があったのかもしれない。

でも横浜は、最後が固かった。
清水も、最後が別の意味で固かった。

同じパンチを打ち続けた結果、
ガードされるようになり、パンチは効かず、
うまくできなかったように思う。

自分たちの形にハマれば力を発揮する、
でも攻めあぐね始めたときに、
臨機応変な戦い方をすることが、まだできていない。

もともと柔軟な戦い方は不得意だったうえ、
監督就任から日が浅い中での試合。

ピッチ上での修正が効きにくい問題は、
まだまだ大きく横たわったまま。
ここからもしばらく苦労するのかなと思う。

逆にここがうまくいけば、チームは変わるし、
良かった部分を伝えるヨンソン監督の指導法は、
真面目で縛られやすい選手たちに、
柔軟性を生むかもしれない。

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