昨日夜のサッカー・日本代表W杯前最後の試合、
日本×パラグアイは、日本が4-2で
西野監督3戦目で初勝利を挙げた。
この前のスイスと比べて、
パラグアイの強さは微妙だったけれど、
チームが少しずつまとまってきているのは分かった。
今日のメンバーだけじゃなく、
スイス戦のメンバー含めて良くなってきているんだと思う。
勝ったこと以上に、全体がコンパクトで、
前線からの守備をしっかりとやる形が機能していた。
前線からの守備ができていたから、
スイス戦ほどディフェンスラインが慌てなかったし、
攻撃へのスイッチも入れやすかったんだと思う。
センターバックが良く見えて、
中盤のミスが目立たなかったのも、
全体でしっかりと守備できていたからで。
前線からのプレスをいなされたとき、
やられちゃう可能性は高いけれど、
それでもこの形で戦えば、ワンチャンあることは分かった。
・全体をコンパクトに保ち、プレスをかけまくる守備
・前線からのプレスでショートカウンター
・低い位置でボールを奪ったら前へ急がず、
変な奪われ方をしないよう、遅攻もしながら組み立てる
今、勝てる可能性があるとすればコレなんだと思う。
これで負けたら、しょうがないと思う。
遅攻で相手を崩す形は、見られなくていい。
ショートカウンターか、コンビネーション含めた個の力で、
再現できないようなゴールが生まれればいい。
香川や乾が見せたように、
形というより、ひらめきや精度でゴールを挙げる。
そのためには、乾や柴崎のような、
大舞台で結果を出す個の能力を持った選手や、
香川と乾のようなもとからコンビ―ネーションを
構築できている選手を使うのがベターかもしれない。
ちなみに今日の勝利は、
W杯の盛り上げにも、大きな1勝だった。
日本代表にもともと興味を持ちながら、
勝てなくて興味を失っていた人たちに、
もしかして勝てるかも?と思わせたことに、
大きな意味があると思う。
直前の監督解任で、日本サッカーの進化を問うのではなく、
日本サッカーの真価が問われるW杯で、
結果と盛り上がりは重要なだけに、
今回の1勝は、意味があったと思う。