2018 J1 第20節 手ごたえを感じる敗戦

J1第20節、清水はアウェイで
鹿島と戦い、0-1で敗れた。

清水は終始、固い守備をしていたものの、
後半アディショナルタイム、
セットプレーから失点。

連勝を4に伸ばすことはできなかった。

全体的に落ち着いたゲームで、
引き分け濃厚だったから、
勝ち点1を逃して悔しい試合になった。

ただ、同時に固い試合ができたという、
手ごたえも感じられるゲームだった。

お互いに守備がしっかりしていて、
得点の気配がそれほどなかったから、
それは「つまらない試合」とも言える。

でも、ずっと守備が脆かった清水だから、
固い試合ができた手ごたえも大きかった。

W杯明け再開後の3試合で失点1だったものの、
相手は重いセレッソと、
不調のガンバ、鳥栖ということで、
清水の守備が整ってきたのか、相手が悪かったのか、
評価が難しいところがあった。

でも、状態が悪いわけじゃない鹿島を相手にしても、
守備は破綻することがなかった。

相手がメンバーを入れ替えたことも
守りやすい要因だったとは思うけれど、
一刺しするのが得意な鹿島に、
ほとんどスキを与えなかった。

結局、セットプレーの一刺しで敗れたとはいえ。

敗れて自信がつくというのもおかしいけど、
試合内容に、強がりじゃなく手ごたえを感じられる、
敗戦になったんじゃないかと思う。

そして、清水の守備組織の最終試験は、
次節の川崎戦。

前回の対戦で完膚なきまでにやられ、
守備は崩壊、攻撃では何もできなかった。
ボールをつなぐことすらできなかった。

清水がどれだけやれるようになったのか。
分かりやすい比較対象がある分、
チームとして成長したのかが見えやすい。

ポイントは選手同士の距離感。
それが90分間、破綻することがなければ、
今年の清水はもっと上に行けると思う。

怖くもあるけれど、今日の試合を見る限り、
期待も大きい。

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