2018 J1 第23節 もったいないけどポジティブな引き分け

J1第23節、清水はホームで
浦和と戦い、3-3で引き分けた。

両チーム合計28本のシュートが放たれ、
枠内シュート数も多かった試合は、
清水が3度リードし、3度追いつかれた。

そして清水はみごとなゴールと、
ミスからのつまらない失点という、
プラスもマイナスもあった試合。

勝ち点3をとれる試合だったけれど、
連敗を3で止めることができたと、評価しておきたい。

清水は3失点したものの、
全体が連動したいいサッカーをしていた。

攻撃での連動性はもちろん、
距離感が良くて寄せが速いから
相手を自由にさせず、
3失点したとはいえ危ない場面は多くなかった。

ボランチが前後にしっかり顔を出し、
中盤は全体的に運動量が豊富で献身的。

そして水曜に試合があって連戦にもかかわらず、
最後まで運動量が大きく落ちることはなく、
集中して戦えていた。

実は3連勝から3連敗を喫したけれど、
基本的に内容はずっと変わらなかった。

単純に相手の調子や戦力、相性によるものが大きく、
大きな崩れ方もしていない。
失点はミスからのものが多い。

後半戦7試合での上積み材料は、
選手の成長と、ドウグラスの加入。

金子はもはや代えのきかない選手になり、
ブレイク直前の岡崎のような雰囲気が漂う。
献身性と運度量、そしてキープ力。
もとからの謙虚で貪欲な性格も似ていて、
自分に足りない部分を周りから吸収している。

最近少しうまくいっていない北川も、
チャンスを作れているし、守備でも貢献。
疲れなのか、気負いなのか分からないけど、
心身がリフレッシュすればまた活躍できそうな、
向上心を常に持っている。

そしてドウグラス。
競り勝てるし、キープできるし、走るし、
決定力あるし、バランスがとれた万能型FW。
ソッコと並んで、ここ最近の当たり外国人。
相手を崩せるようになってきているのも、
周りがドウグラスを頼れるのが大きい。

さらに大きいのは、
今日のようにドウグラス・北川先発でも、
交代でクリスランを入れることができる。
交代カードが厳しかったこれまでとは違う。

今日は勝てる試合を、個のミスで引き分けた。

でも組織的な攻撃が、できてきた。
組織的な守備は、もともとできている。

ここのところの試合を見る限り、
勝ったり負けたりはあるけれど、
負け続けることはないと思った。

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