2018 J1 第30節 残留争いからACL出場権争いへ

J1第30節、清水はホームで
広島と戦い、2-0で勝利した。

清水は前半、コーナーキックのグラウンダーのボールを
北川が振り抜き、自身4試合連続ゴールで先制。

後半早々には、ロングカウンターから
石毛・北川の素早い絶妙なパスに、
ケガから復帰し5か月ぶり出場のテセがゴール。

守っては六反が好セーブを連発し、
2位広島相手に勝って3連勝を飾った。

北川が、完全に代表レベルのプレーをしていた。
近いうち、海外へ出ていなくなる覚悟をした方がいい。

もはや貫禄すら感じる堂々としたプレーで、
ケガのドウグラス不在の中、攻撃陣をけん引。

そして北川からボールが出てくることを信じ、
周りの選手も走り込むシーンが増えていて、
チーム全体から信頼されているのが分かる。

もちろんそこにはチーム全体での守備があるから、
思い切りのいい攻撃ができるわけで、
チームとしての完成度ももちろん上がっている。

そして感動したのは2点目、
5か月ぶりの試合で、テセが決めた後のシーン。

チームメイトがみんなで喜びを爆発させ、
テセが喜びを終えたあとにも、
収まらない喜びを、テセに浴びせ続けていた。

テセは今シーズン、クリスランやドウグラスの加入に加え、
ケガで思うようにプレーできず結果を出せていなかった。

これまでチームメイトに厳しい言葉をかけてきただけに、
自分が結果を出せない状況は、
居心地の悪い、かなりつらい状況だったと思う。

そんな中でのゴールで、これだけ喜ばれ、
自分が必要とされていることを感じられたのは、
テセにとって、たまらなくうれしかったんじゃないだろうか。

同時に、仲間のゴールにこれだけ喜べる、
清水の選手たちを見て、なんだか感動した。

さあ残り4試合、この3連勝で、
なんとACL圏内の3位と勝ち点3差。

試合数の少ないクラブがあるから、
単純な3差ではないけれど、
つい3試合前は残留争いに含まれていたチームが、
ACLを狙う位置まできている。勢いもある。

ちなみに今、暫定ながら、
6位・札幌、7位・セレッソ、8位・清水という、
2016年J2から一緒に上がった昇格組が固まっている。

2016年のJ2は、怒涛の9連勝フィニッシュで自動昇格。
エースの大前がケガしても、若手の成長でチームは強さを身につけた。

その再現はあるのか?
強引だけども、期待を抱かずにはいられない!

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