J1第27節、清水はホームで
セレッソ大阪と対戦し、3-1で勝利を収めた。
平岡新監督体制での2戦目は、
中10日の十分な準備期間があったうえ、
相手は堅いセレッソということで、
突貫の前節・神戸戦よりも、試される試合だった。
前半は相手に支配され続ける苦しい展開だったものの、
破綻せず、しっかりと相手に寄せて持ちこたえ、
後半に連係からヘナトのオーバーヘッドも飛び出すなど、
堅守のセレッソから3点を奪って勝利。
平岡新監督体制下で、今シーズン初の2連勝を飾った。
ちぐはぐではあったけど、攻守で狙いが見えて、
それが結果につながったんだと思う。
特に守備は、これまで破れた網だったのが、
しっかりとした目の網として機能していて、
網を振る回数はたくさんあったものの、
しっかりと絡め取れていた。
特に相手のシュートシーン。
寄せが早く、相手をしっかりブロックしていた。
前半、さんざん攻め込まれていたのに、
それでもシュート5本に抑えたのは、
最後の部分やその前で、
しっかり寄せられていたのが大きいと思う。
これはチーム内の守備の約束だったり、
どう動くかということが整理されているから、
早く相手にいけているということ。
フォーメーションの変更も、
相手がまだ対応できていないだけなのかもしれないけど、
今のところプラスに働いている様子。
決して悪くなかったセレッソに勝てたのは、
平岡新監督がうまく修正したからだと思う。
と同時に、クラモフスキー前監督が
「RE-FRAME」したサッカーがベースにあって、
継続性があるから、うまくいっている。
今のところは、ではあるけれど。
平岡新監督が決まり事を作ったことで、
選手の頭が整理されたからか、
精度もスピードも上がっている。
平岡新監督の響かせる「声」が、
選手たちを触発し、選手同士の声が増えたなら、
大きく崩れることはないかもしれない。
“そう何度でも 何度でも
僕は生まれ変わって行ける
そうだ まだやりかけの未来がある”
このまま、蘇生してほしい。