昔は会話をしながら、
会話の内容が頭の中に映像になっていた。
例えば「犬を飼っていて」という話をされたら、
会話に集中しているから、
犬を飼っている映像を浮かべながら話してた。
相手の目を見ながら話しているけど、
実際は自分の頭の中に意識がいっていて、
自分が言葉を発するときは、
僕が映像の中に勝手に作った次の展開を、
言葉で説明することで、なんか面白い感じになっていた。
2人で会話するときは難しいけど、
3人以上で会話するときはその余裕があった。
言葉で伝えるのは、自分の頭の中の映像を、
相手の頭の中に映写する作業だった。
今、会話は言葉と言葉のやりとりだけで、
映像が頭に浮かんでいない。
その原因は、会話に集中していないから。
とにかくすべてに余裕がない。
「あの仕事もあの仕事もやんなきゃなんない」
という常に追いつめられてる状態が、
頭のパソコンにあるメモリを大量に使って、
会話のときに頭で映像を再生するメモリが不足する。
で、頭に映像を流す作業をしなくなっていた。
委縮、不安、遠慮。
テレビ、ネット、スマホ。
頭のメモリを消費するものはなるべく切って、
会話に集中して頭に映像を思い浮かべる作業を、
意識的に、戻していきたい。
という、自分のためのメモ。