2018年W杯最終予選第5戦 日本×サウジアラビア 大きな変化

ロシアW杯アジア最終予選・第5戦、
日本はホームでサウジアラビアと対戦。
2-1で勝ち、3勝1分1敗として、
得失点差の2位でグループステージ前半を折り返した。

原口・久保・大迫が先発し、
本田・香川・岡崎がベンチに座る、
分かりやすい変化の試合だった。

そしてこの試合で、新たなチームが結果を出した。

試合開始からテンションの高い、
選手たちがハードワークをする戦いは、
90分間落ちることなく、相手を苦しめ続けた。

RPGでいうのなら、
魔法使いの多いパーティーから、
戦士の多いパーティーに変わった。

その象徴は、間違いなく原口元気。

中盤の攻撃的なポジションで、
上下に走り続ける無尽蔵のスタミナと、
力尽きてもなお走る気合いや根性のようなものは、
日本のサッカー界で
久しぶりに現れた「新しい血」として、
多くの人の目に映ったんじゃないだろうか。

W杯予選4試合連続ゴールはありつつ、
見ていて熱くなれる選手として、
人を惹きつける力があるし、
新たな代表をけん引する雰囲気があった。

ただ、じゃあ今日のスタメンをもって、
本田・香川・岡崎は過去の人に
なったかというと、それは違うと思う。

単純に、クラブチームで試合に出られず、
コンディションを落としているだけで、
まだ衰えたとは思わない。

所属クラブで、移籍で、
試合に出るようになれば、感覚が戻り、
走れるようにもなるわけで、また変わる。

今日、日本代表に起こったのは、
まだ「変化」でしかない。

大きな変化ではあるけれど、
相手のスカウティングとは違う戦い方をした
1試合が良かっただけということもある。

進化と呼べるようになるまで、
もう少し結果を残す試合を見たい。

ただ、今日の試合は熱くて、
久しぶりに面白い試合だった。

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